クイック回答。 外国登録車両に対して60日まで関税なし(1 回の旅行あたり)。国境での書類: (1)外国人パスポート;(2)アクティブな「UA」マーカー付きグリーンカード(ウクライナの自動車賠償責任保険);(3)車両登録原本;(4)母国の運転免許証 + IDP 推奨;(5)国境通過点での税関申告書 MD-6(紙または電子)。60日超の延長: 税関事務所で — または居住者輸入への移行。人道援助: 2022年内閣決議に基づく簡素化制度 — ウクライナ NGO 受取人からの宣言 + 手紙。
一時輸入制度 — 基本
ウクライナ関税法第380条は、非居住者が個人車両を条件付き全関税免除で一時輸入することを1 回の旅行あたり最大60日間まで認めます。
対象者:
- 外国国民(ウクライナ国民以外)。
- 海外永住のウクライナ人(海外居住の文書化を伴う)。
- 非居住法人(会社車両 — 別制度、第379条)。
カウント方法:
- 自動車は運転者の永住国で登録されています。
- 60日は入国から数えます — カレンダーではありません。60日以内に出国・再入国すると累計が続きます。
- 年間枠: 暦年あたり合計 365 日まで。
カウントされないもの:
- ウクライナを経由する通過車両(TIR / 通過申告制度)。
- 平床トレーラーで運ばれる車両(これは貨物です)。
国境での書類 — チェックリスト
- 外国国民の外国パスポート。
- 車両登録原本(コピーではない):
- JP: 自動車検査証(車検証)。
- EU: Fahrzeugschein (DE/AT)、Carte Grise (FR)、Tarjeta de Circulación (ES)、Dowód Rejestracyjny (PL)、Forgalmi Engedély (HU)。
- UK: V5C(ログブック)。
- US/CA: Vehicle Registration。
- 有効なグリーンカード — 「UA」マーカーがアクティブな国際自動車賠償責任保険証(ウクライナは 1997 年からグリーンカード制度の加盟国)。
- 運転免許証:
- ウィーン条約諸国の運転免許証はウクライナで60 日まで有効。
- IDP(国際運転免許証)— 日本人ドライバーには強く推奨(日本の運転免許証は単独では認識されない可能性あり)。
- ウクライナの免許証は 60 日まで必要ありません。
- 税関申告書 MD-6 — 国境通過点で記入(紙)または事前に customs.gov.ua で(電子、迅速のため推奨)。
任意ですが役立つもの:
- レンタル契約書(レンタル者で所有者でない場合) — ウクライナ語の公証翻訳が必須。
- 委任状 — 他人の車を運転する場合。
- 冬タイヤ / 機械的状態の整備記録。
グリーンカード — 最も重要な詳細
グリーンカードは国際自動車賠償責任保険証です。ウクライナは 1997 年から制度の加盟国です。
確認すべきこと:
- カード裏面で、UA がアクティブである必要があります(取り消し線なし)。
- 補償期間がウクライナ滞在の全期間をカバー。
- 認定グリーンカード保険会社発行のポリシー — 2022 年以降、すべての欧州ポリシーがデフォルトでウクライナを補償しているわけではない。
UA マーカー付きグリーンカードの取得方法:
- JP: 日本にはグリーンカード制度が自動的には適用されないため、出発前に欧州で車両を購入またはレンタルし、欧州の保険を購入する必要があります。または、ウクライナで国境通過時に一時的なウクライナ保険を購入します。
- 欧州レンタルの場合: レンタル会社からウクライナ拡張オプション + グリーンカード UA マーカー(典型的に €30-100/月)。
- EU 居住者の場合: 主要保険会社経由(Allianz, AXA, ERGO など)。
グリーンカードが無効または欠如している場合:
- 国境通過点で、一時的なウクライナ自動車賠償責任保険が 15-90 日間で約 €20-60 で購入可能(Brokbiz、Ingo Ukraine、ARX、TAS、USG など)。
- 保険なし — 入国拒否または罰金 850-1,700 UAH(約 €18-35)。
国境で何が起こるか — 段階的
- 車両向けグリーン vs レッドコリドー: 自動車専用ルート — 国際境界点 → 税関処理点 → 旅客管理。
- 税関検査官が質問:「どこへ行きますか、何日間ですか?」+ 登録 + グリーンカードを確認。
- MD-6 を記入 — 検査官がシステムに入力するか、紙の書類を記入します。
- 入国スタンプ — 日付 + 一時輸入期間付き。
- 車両検査(観光客にはまれ、人道援助にはより頻繁) — VIN、登録番号、年式、燃料タイプ。
所要時間の見積もり:
- 追加質問なしの乗用車: 接近から退出まで 10-20 分。
- 人道援助車両: 30-90 分(受取人書類の確認のため)。
- ビジネスビジター車両: 30-60 分。
最良の国境通過点:
- ポーランド: Korczowa-Krakowiec(最高容量、24/7)、Medyka-Shehyni、Hrebenne-Rava-Ruska、Dorohusk-Yagodyn。
- スロバキア: Vyšné Nemecké-Uzhhorod(主要)。
- ハンガリー: Záhony-Chop(鉄道 + 道路)。
- ルーマニア: Siret-Porubne。
- モルドバ: Palanka-Mayaky-Udobne。
待ち時間は dpsu.gov.ua(国家国境局)で確認、2 時間ごとに更新。
60 日超の延長
オプション 1 — 1 日間の短い海外出国: 期間をリセットしません。
オプション 2 — 一時輸入の延長: 滞在地域の税関事務所で。書類:
- 延長申請。
- 登録原本 + グリーンカード(更新済み)。
- 延長理由:雇用主、医師、学校、人道組織からの手紙。
- 延長税関手数料:約 200-500 UAH(€5-15)。
最大単発延長 — 追加 60 日。年間上限 — 365 日。
オプション 3 — 居住者輸入への移行: ウクライナ居住者になった場合、車両をウクライナで登録する必要があります:
- 輸入関税 10%(EU-Ukraine AA で一部カテゴリで 0%)。
- VAT 20%。
- 物品税。
税関ブローカーサービス約 200-500 USD + 支払い。
人道援助簡素化制度(2022+)
2022 年 3 月の内閣決議が人道援助を運ぶ車両用の簡素化制度を導入:
書類:
- 受取人からの手紙 — ウクライナ NGO、慈善団体、教会、病院、国家機関。
- 貨物明細書。
- 登録 + グリーンカード / 一時保険。
特徴:
- 車両の最大 30 日関税フリー、延長可能。
- 貨物用の電子 CN-23 宣言。
- Korczowa-Krakowiec での別個の人道援助レーン。
エッジケース — 典型的な落とし穴
1.「ウクライナへの旅行のためにポーランドで車を借りた。」 レンタル者は所有者ではありません。EU からの出発に対するレンタル会社の明示的な同意付きの公証レンタル契約が必要。ほとんどのレンタル会社は標準契約でウクライナを禁止しています。解決策:「cross-border addition」(€30-100/日)。
2.「友人の車を委任状で運転している。」 委任状 + 彼のパスポート + 所有権証明書 = リスキー。英語/ウクライナ語翻訳付きの公証委任状を推奨。
3.「右ハンドル車を運転している(UK / IE)。」 ウクライナは右側通行(左ハンドル)。RHD 車両は一時輸入では禁止されていませんが、永久登録には制限があります(2021 年以降)。
4.「電気自動車(Tesla / BMW i4)— 別の税関コード?」 はい、しかし一時輸入には影響しません。居住者輸入のみ — EV 用の優遇制度。
5.「私の車はウクライナの技術検査に合格しません。」 観光客にはウクライナの検査は不要です。
6.「人道援助車両を持ってきているが、正式な手紙はない。」 国境通過点で — 2 つのシナリオ:(a)検査官が一般的な一時輸入条件で入国を許可;(b)停止して書類を要求。事前に手紙を準備。
7.「グリーンカードが滞在中に期限切れになった。」 任意のガソリンスタンド、ブローカー、またはオンラインで延長または新しいウクライナ自動車賠償責任保険を購入。
8.「一時輸入を延長したが、時間内に出国しなかった。」 期間超過 = 関税法第 470 条による罰金 850-1,700 UAH + 次回入国時の問題。
9.「私はウクライナに永住する — 海外からの車。」 これは市民の再配置制度(第 380 条、留意事項あり)。
10.「ウクライナで売るために海外から車を持ってくる。」 これは一時輸入ではない、輸入です。完全な税関手続き + 全税金。一時的として宣言 + 売却を試みる — 刑法第 201 条による刑事責任(密輸)。
ヨーロッパ以外の運転者向け詳細
米国 / カナダ / 日本 / オーストラリア:
- IDP 強く推奨。
- グリーンカード制度は適用されない — 入国時に一時保険を購入。
LATAM / MENA:
- 個人車両で旅行する人は少ない(通常、ポーランド経由でレンタル)。
ローカライゼーションノート(日本語読者向け)
この日本語版は日本のパスポート保持者向けです。
- 日本人ドライバーの実用的アプローチ。 日本からウクライナへ個人車両を運転することは実用的ではありません(距離 + 船便コスト)。日本人ドライバーがウクライナを運転する典型的なシナリオは次のとおりです:
- ヨーロッパ(ドイツ / ポーランド)に飛行 → そこで車を購入またはレンタル → ウクライナへ運転。
- 国際組織 / NGO で活動する日本人駐在員 → 現地ウクライナ登録車両を運転 → ウクライナの免許を取得。
- IDP の重要性。 日本の運転免許証単独ではウクライナで認識されない可能性があります。日本自動車連盟(JAF)から IDP を必ず取得 してください — 全国の JAF 支部または郵送で約 ¥2,400。1 年有効。
- グリーンカード。 日本にはグリーンカード制度がないため、EU でレンタルして UA-marker 付きのグリーンカードオプションを購入するか、ウクライナの国境で一時保険を購入します。
- 車両登録原本。 自動車検査証(車検証)を持参してください。所有者本人が運転する場合は問題ありませんが、日本のレンタカー会社はほぼ全て国外への持ち出しを禁止しているため、日本のレンタカーでのウクライナ入国は不可能です。
- 保険。 日本の自動車保険(SOMPO、東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、AIG 損保)はウクライナを「戦争・暴動」条項で除外。CASCO 補償は紛争地域を除外。ウクライナ旅行保険ガイドを参照。
- 大使館連絡先。
- 在ウクライナ日本国大使館(キーウ):ua.emb-japan.go.jp、+380 44 490 5500、24 時間緊急連絡先あり。
- 外務省の渡航情報。 mofa.go.jp/anzen/ でウクライナはレベル 4(退避勧告)が一部地域。たびレジ登録推奨。
- 戒厳令。 ウクライナは 2022 年 2 月以降戒厳令下。これは追加の軍検問所、夜間外出禁止令(通常 23:00-05:00)、特定地域への入境制限を意味します。